”ゆるミニマリスト”という言葉があるのをご存知でしょうか?
ゆるミニマリストは、ミニマリストの物を減らした暮らしと完璧を求めすぎないゆるさを両立した考え方です。
今回は、子供がいる家庭にゆるミニマリストがおすすめな理由と実践してみた結果を紹介します。
ゆるミニマリストに興味がある人やこれから始めたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください♪
ゆるミニマリストを目指すようになったきっかけ
私がゆるミニマリストを目指すようになったきっかけは、引っ越しと出産です。
以前の私はどちらかというと浪費家で、部屋はたくさんの物であふれていました。
引っ越しや出産を通して、自分がいかに多くの物を持っているかに気付きます。
最初に物を減らそうと決意したのは、結婚して新居に引っ越した時です。
一軒家からマンションへの引っ越しで物が収納しきれなくなった
結婚を機に実家の一軒家から1DKのマンションに引っ越し、自分の持ち物が収納しきれない状態に陥ります。
実家では収納スペースに余裕があったため、自分の部屋に入りきらなくても別の部屋に物を収納できました。
しかし新居のマンションは収納スペースが少なく、私の持ち物だけで備え付けの収納が全て埋まってしまいます。
それどころか入りきらない持ち物をリビングに置く必要があり、部屋を圧迫していました。
1DKで部屋数が少ないため、来客があった際はリビングの物が見えてしまう状態です。
結婚後の数年間で物を減らすように心がけ、ゆるミニマリストを目指すようになります。
5年ほど経った後、1DKから3LDKのマンションに引っ越します。
結婚当初よりも物が少なくなり収納スペースも広くなったため、しばらくはゆるミニマリストへの意識が薄れていました。
夫と2人暮らしで使っていない部屋もあり、多少物が増えてもまだまだ収納に余裕があります。
ところが出産で一気に物が増え、私は2度目の物を減らす決意をします。
子供の物が増えてリビングが散らかるようになった
大人2人で暮らしている時は片付いていましたが、娘のあさちゃんが生まれてからリビングが散らかるようになりました。
ベビー用品やおもちゃなど物が一気に増え、今まで余裕があったはずの収納が足りなくなってしまいます。
子供が小さい頃は片付ける余裕がなく、リビングに物を出しっぱなしの状態になっていました。
ゆるミニマリストを目指していたはずなのに、物があふれてる!
部屋が物で散らかっているのを見て、再びゆるミニマリストへのモチベーションが上がりました。
引っ越しと出産というライフスタイルの変化によって物を減らし、シンプルな暮らしを心がけるようになります。
物が増えてしまいがちな子供がいる家庭こそ、ゆるミニマリストの実践ですっきりした生活を送れます。
子供がいる家庭にゆるミニマリストがおすすめの理由
私は次の4つの理由から、子供がいる家庭こそゆるミニマリストをおすすめします。
- ゆるミニマリストはミニマリストよりもハードルが低い
- 物を減らすと掃除や在庫の管理が楽になる
- 探し物や失くし物が減る
- 模様替えや引っ越しの時に便利
子供がいると難しいと思うかもしれませんが、育児で物が増えるからこそゆるミニマリストの実践ですっきりした部屋が手に入ります。
ここからは、ゆるミニマリストがおすすめな理由について1つずつ解説します。
ゆるミニマリストはミニマリストよりもハードルが低い
ゆるミニマリストはミニマリストよりもハードルが低く、子供がいる家庭でも実践しやすいのが特徴です。
ミニマリストのような必要最低限の物だけで生活するライフスタイルは、子供のいる家庭で実践するのは難しい場合があります。
遊んでいないおもちゃも子供に捨てていいか尋ねると「いる」と言われることもあり、家族の協力が得られないと実践が難しくなります。
家族の物を勝手に処分してトラブルになったり、自分の思うように物が減らなくてイライラすることも…
家族が複数人いる場合は自分の持ち物から始めて、少しずつ物を減らしましょう。
ゆるミニマリストは物を減らすことにこだわりすぎないため、適度に物を残してすっきりした空間を作れます。
捨てるか迷う物は、一定期間保管して保留するのも1つの方法です。
整理整頓や見直しの頻度は自分のできるペースでいいため、ゆるく長く続けられます。
家の中から物が減ると掃除しやすくなり、買い物へ行く回数を減らせます。
物を減らすと掃除や在庫の管理が楽になる
物を減らすと部屋の掃除や在庫の管理が楽になるため、家事にかかる時間を減らせます。
物がたくさん置かれている部屋は、掃除の度に移動する手間がかかります。
ゆるミニマリストを実践して部屋の中が必要な物だけになると見通しが良くなり、掃除も簡単です。
日用品や消耗品の種類が減ると在庫の管理が楽になり、買い物へ行く回数を減らせます。
洗剤や掃除グッズなど日用品の種類が多いと在庫が把握しきれず、買い物の回数が増える原因となります。
日用品が何かなくなる度に急いで買い物に行った経験はありませんか?
必要以上の消耗品の買いだめは、収納スペースを圧迫する原因の1つです。
生活に必要な物が減ると家事も減らせるため、ゆるミニマリストは育児や仕事で忙しい家庭にメリットがあります。
物が少なく家のどこに何があるかを把握できていると、探し物や失くし物も減らせます。
探し物や失くし物が減る
物の数が少ないと置き場所を把握できるため、探し物や失くし物が減らせます。
私がゆるミニマリストを目指す前は物の置き場所を把握できておらず、必要な時に限って探している物が見つからない状況がよくありました。
持っているのを忘れて同じような服を新しく買ってしまったことも…
身の回りが整うにつれて頭の中も整理されるため、無駄な買い物も減らせます。
所持品や家具が少ないと、模様替えや引っ越しもスムーズに行えます。
模様替えや引っ越しの時に便利
所持品が少ないと物の移動が簡単なため、部屋の模様替えや引っ越しの際に便利です。
子供がいる家庭ではベビーベッドやベビー椅子が必要になる、子供が歩き回るようになりキッチンに柵を設置するなど、成長に合わせて家の中が変化します。
部屋の空間にゆとりがあると、模様替えする際もレイアウトを自由に考えられます。
特に大型の家具が多いと部屋に圧迫感を感じやすく、移動も大変です。
物が少ないと部屋が広く感じられ、引っ越しする際の荷造りや荷物の運搬も楽になります。
転勤の多い家庭や将来引っ越しの予定がある家庭は、よく検討して家具を購入しましょう。
続いて、実際に子供のいる家庭でゆるミニマリストを実践した結果を紹介します。
子供がいる家庭でゆるミニマリストを実践してみた結果は?
実際にゆるミニマリストを実践してみた結果、私の家庭では次のような変化が起こりました。
- リビングがきれいな状態を維持できる
- 意外になくても困らない物が多い
- 子供が片付けできるようになる
- 買い物する時は本当に必要か考えるようになった
元は私が興味を持って始めたゆるミニマリストですが、今は家族も一緒にシンプルな暮らしを心がけています。
もし完璧なミニマリストを目指していたら家族の理解も得られず、きっと挫折していたと思います。
ゆるく長く続けられたからこそ、上記のような変化を感じられました。
ゆるミニマリストを実践してうれしかったのは、リビングがのきれいな状態を保てることです。
リビングの片付いた状態を維持できる
最初に感じた変化はリビングが散らかりにくくなり、片付いた状態を維持できることです。
床に物を置かない、物が出しっぱなしになっていないという状態が当たり前となり、部屋をきれいに保てるようになりました。
私は在宅で仕事をしているため、きれいな部屋は集中力の向上にもつながります。
部屋が散らかっていると気が散る原因となるため、片付いたリビングは子供のリビング学習にも向いています。
以前はリビングに収納家具をいくつか置き、おしゃれに見せるために小物を飾っていました。
しかし家具やインテリアをたくさん置くと統一感を出すのが難しく、なんとなくバラついた印象を与えます。
物が多いと整った状態を維持するのも難しいため、少し気を抜くと散らかった部屋に見えてしまいます。
家具や小物を減らし、シンプルなインテリアで統一すると以前よりもリビングが洗練された空間に見えるようになりました。
日頃からリビングがすっきりしているので、急な来客にも慌てずに済みます。
物が少ないと空間にゆとりが生まれるため、部屋が広く見えるようになります。
ゆるミニマリストを目指してから、なくても困らない物の多さにも気付きました。
処分してみると意外になくても困らない
思い切って処分してみると、意外になくても困らない物が多いのに気付きます。
私の家庭では食器や服などから整理を始め、収納家具やラックなどの家具も必要な物を残して処分しました。
最初は「なくなったら後で困りそう」と思っていましたが、いざ処分するとすぐにない状態に慣れます。
ミニマリストほど最小限の物に絞るわけではないので、特に不便さを感じませんでした。
だんだん物を処分する達成感が感じられるようになり、取捨選択ができるようになります。
ゆるミニマリストの実践は部屋だけでなく精神にも変化を及ぼし、子供の行動にも変化が起こりました。
整理整頓や片付けが得意な子供になる
一緒に生活する中で私のゆるミニマリストを目指す考え方が伝わり、娘は整理整頓や片付けが得意になりました。
物が少ないとしまう場所も明確になるため、子供でも片付けがしやすくなります。
子供なので物欲が抑えられず、日々おもちゃやお菓子などをほしがりますが…
無駄な物を買わずに物を減らす生活を目の前で見ているため、以前より子供に不要な物を捨てる習慣が身についたように感じます。
残っているのは好きな物や気に入っている物のため、物を大事に扱う様子も見られるようになりました。
すぐに子供の片付け習慣を身に付けるのは難しいですが、大人の生活習慣が徐々に子供にも伝わっていきます。
ゆるミニマリストによる変化は、買い物の仕方にも影響を及ぼします。
買う物を厳選するようになる
ゆるミニマリストを目指してから買い物をする際に本当に必要か考え、買う物を厳選するようになりました。
以前の私は必要と思い込み、あまり深く考えずに買っていた気がします。
欲しい物や必要な物がある時に一度立ち止まって検討するようになったため、結果的に失敗や不要な買い物も少なくなりました。
よく考えると必要ない物や家にある物で代用できる物もあるため、買い物が減り家計の節約につながります。
今は衝動買いやセール買いをほとんどしなくなり、欲しい物を計画的に買っています。
改めて考えると、自分の好みに合う物は少ないと気付きました。
これからは本当に必要な物だけを買い、大切に使いたいと考えています。
ゆるミニマリストは子供がいる家庭にもおすすめ
ゆるミニマリストはミニマリストよりも始めやすく、子供がいる家庭におすすめです。
物が少ないと買い物や掃除が楽になるため、家事にかかる時間を減らせます。
探し物や失くし物が減り、模様替えや引っ越しの時にも便利です。
物を最小限に減らす必要がないため、適度に物を残して部屋をすっきりさせられます。
実際にゆるミニマリストを実践してみるとリビングのきれいな状態が続く、家計の節約に繋がるなど色々な変化が起こりました。
集中できる環境が作れる、片付けができるようになるなど子供に対するうれしい効果もあります。
子供がいる家庭でミニマリストに興味がある場合は、実践しやすいゆるミニマリストから始めてみてはいかがでしょうか?
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